世界各地のギャンブルの歴史について

ギャンブルは、世界各地の数多くの伝統にあらゆる形で根付いている。競馬の形態で始まった国もあれば、カードを使うゲームとして始まった国もある。そうしたゲームは、現代で最も広く楽しまれているものの原型となった。ギャンブルをして余暇を過ごす人は多いが、今回はその歴史を深く掘り下げ、今のような形になったいきさつを見てみよう!

古代ペルシャ・中東

古代ペルシャの都市の砂埃にまみれた通りは、とても興味深い場所だった。世界各地から様々な品が集まり、人々は屋外で過ごすことが多かった。住民の交流の中で多彩な遊戯が考案され、現代まで続いているものもある。具体的には、この古代の国でポーカーの原型が生まれたという説がある。もちろん、数百年の間に大きな変化を経験してきたが、中心的な概念は不変のままだ。

しかし現在では、中東全体で事情が大きく異なる。中東のほぼすべての国であらゆるギャンブルが違法とされているのだ。現在、賭けることが許されているのは競馬のみである。オンラインカジノなどのプラットフォームで遊びたいと思ったら、VPNやeウォレットが必要だ。こうしたシステムを使えば、身元や取引記録を秘匿し、法的な責任を逃れることができる。それでも、好きなゲームがまったくできない状態よりはだいぶましだ。

欧州大陸

ヨーロッパの賭博の歴史は、この地域の歴史と同じくらい古いようだ。紀元前500年頃の哲学者ソフォクレスが、サイコロ遊びをして裁判にかけられた人々の話を書いている。ローマ帝国の時代になっても事態はそれほど変わらず、賭博行為を隠すためにあらゆる手段が用いられた。それがカジノチップの発明につながったという歴史家もいる。

それから数百年、千年が経つが、ヨーロッパ人は大好きな娯楽を諦めてはいない。現代は欧州大陸のほとんどの国でギャンブルが合法となっているが、規制が最も厳しい業界でもある。それでも、オンラインカジノなどのプラットフォームが大きな人気を集めている。

植民地化と北米

皆さんもよくご存知のことだろうが、18~19世紀にかけて、北米大陸の海岸にはヨーロッパ人を中心とした入植者が押し寄せた。それとともに、たくさんの種類の賭博も流入した。例えば、米国初のポーカーの痕跡が19世紀の東海岸に認められる。現在、ギャンブルは娯楽産業の中で一番成長している分野の1つで、何百万人もの老若男女が賭けに興じている。

好きなギャンブルをしながら、おいしいものを食べたり、日光浴をして素敵な週末を過ごしたい。そんな方のために、たくさんのカジノリゾートが用意されている。リゾートは主に先住民族の居住地にあり、特別な法律や規定が適用される。統計データによると、米国で休暇を過ごす人の中でそうしたリゾートが最大級の人気を集めている。